ＢＭＩ指数（ボディマス指数）の計算式と肥満度の判定方法、年齢別によるＢＭＩの標準値

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ＢＭＩ（ボディマス指数、肥満度）

ＢＭＩ指数とは体重と身長から計算する肥満度を示す数値です。: 数値の計算方法はＢＭＩ指数＝体重÷（身長×身長）になります。; 単位は体重がkg、身長がｍですので計算する際には気を付ける必要が有ります。

Ｂ子さん（女性、体重55kg、身長156cm）で仮に計算してみます。: 55÷（1.56×1.56）＝22.6; Ｂ子さんのＢＭＩ指数は22.6となります。

ＢＭＩ指数の標準値を22とし、18.5～25の間であれば概ね標準内で有ると考えられます。肥満症の診断はＢＭＩ25以上であるもので肥満に関連する健康障害（糖尿病，脂質代謝異常，高血圧を含む10項目）を合併するか，その合併が予測されます。

（日本肥満学会「肥満研究」6巻1号に記載）

ＢＭＩ指数による肥満度判定表

ＢＭＩ指数	判定結果（肥満度）	備考
18.5以下	低体重	筋肉の低下は病気の原因になる
18.5～25.0	標準	地方公務員3500人の健康診断で合併症が最も少ない点がＢＭＩ22.2
25.0～30.0	肥満度１	［糖尿病］・［脂質代謝異常］・［高血圧］肥満度が高くなるにつれて上記の合併症になりやすい
30.0～35.0	肥満度２
35.0～40.0	肥満度３
40.0以上	肥満度４

標準値が18.5～25.0では有りますが25.0に近い場合、例えば24.0以上で有れば生活習慣や食事等に気を付ける必要が有ると考えられます。

摂取カロリーや消費カロリーのバランスを考える事は健康にとっては大変良い事ですが、それだけでは痩せることは出来ません。

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米国では肥満度と死亡リスクの相関を検討すると理想的な肥満度は加齢とともに増加していると言っております。つまり年齢別にＢＭＩ標準値を変える必要が有ると言うことです。

国立長寿医療センター下方氏は年齢別の理想的肥満度（ＢＭＩ指数）は，20歳台で20，40歳台で22，60歳台で26と歳を取るにつれて標準ＢＭＩ指数を変化させる必要が有るという論文を書かれています。

仮に65歳でＢＭＩ指数が22での場合、運動不足による筋肉の低下やそれに伴う体重の減少などが考えられ、20歳前後の若い女性でＢＭＩ指数が22の場合、肥満症とは言わなくても生活習慣や食事に気を付けた方が良いと考えられます。

つまり一般的に言われているＢＭＩ標準値は働きざかりの40歳前後が対象であり、若い方や年輩の方は標準値だからと鵜呑みにすると合併症になる可能性が高くなるので十分気を付ける必要が有るということになります。

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